当院の感染管理について
2023/10/05皆様こんにちは!
今日は当院の感染対策についてお話ししたいと思います。
新型コロナウイルスが5類感染症になりましたが、その他の感染症も含め、
歯科治療はお口の中にダイレクトにアプローチが入る為、
歯科医院の衛生管理は気になりますよね。
当院では患者様ごとに、洗浄・消毒・滅菌された器具の使用と、
診察台の払拭作業を徹底しております。
ちなみに「消毒」とは、病原菌やウイルスを死滅または除去し、
害のない程度まで減らす、あるいは感染力を失わせるなどして、
毒性を無力化させること。
「滅菌」は、「滅」という字が表すように、
すべての病原菌やウイルスを死滅させ除去する事なので、
消毒よりもその効果は高いのです。
この二つを組み合わせて行うことにより、
患者様ごとの感染対策を実現出来ていると言えます。
当院では、滅菌する為の機械である高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)を使用しています。
オートクレーブは、水を使用するので、体にも安全で非常に優れた滅菌方法です。
しかし、最終的に滅菌器を使用していても、
滅菌時に器具を入れている滅菌パックに破損や水漏れが生じていると、
滅菌した後に結局ウイルス等の細菌に侵される事態となってしまいます。
そして、他にも非常に大切なのが、そもそもの洗浄工程です。
患者様が使用した後の器具には、
唾液・タンパク質などの汚れが付着しているため、
不十分な洗浄で汚れを残した状態で滅菌しても、完全に滅菌することは不可能です。
当院では、まずは清掃器具を使用して洗浄をし、
タンパク質分解剤に浸しながら超音波洗浄を行います。
その後しっかりと乾かした器具を滅菌パックに詰め、一つ一つ封をして、
オートクレーブに入れます。
一度にオートクレーブに入れる器具の量が多すぎると、
全体が滅菌されない可能性がありますので、当院では既定量を守り滅菌をかけています。
患者様に最善の状態で治療を受けていただくために、
正しい知識をもったスタッフ全員が、日々対応させていただいているのでご安心ください☺