オフィスホワイトニングのメリット・デメリットについて解説
2024/03/15目次
白い歯を維持するには、日々のケアが不可欠ですが、迅速に白い歯を手に入れる方法として、ホワイトニングがあります。ホワイトニングには「ホームホワイトニング」、「オフィスホワイトニング」、「デュアルホワイトニング」の3つのタイプがあります。このうち、今回はオフィスホワイトニングに焦点を当て、その効果やメリット、デメリットについて紹介します。
オフィスホワイトニングの概要
歯科医院で行われるオフィスホワイトニングは、有資格者が行うホワイトニングの一種です。使用されるホワイトニング剤は、ホームホワイトニングよりも高濃度であり、過酸化水素が歯の着色汚れを速やかに除去します。そのため、オフィスホワイトニングは通常、ホームホワイトニングよりも短期間で効果を実感できると言われています。
オフィスホワイトニングの効果
オフィスホワイトニングに使用されるホワイトニング剤は、過酸化水素です。この成分が歯の内部に浸透し、色素が分解され、歯が白くなります。施術中には特殊な光を照射して薬剤の効果を高めることもあります。即効性が高く、個人差はありますが1回の施術で黄ばんだ歯やくすんだ歯が平均的な白さまで戻すことが可能です。さらに効果を高めたい場合は、2~3回以上の施術を重ねることでより一層の白さを実感することができます。
オフィスホワイトニング効果の持続期間
ホワイトニングで得た歯の白さは永久に続くものではありません。オフィスホワイトニングによる白さは、一般的には約3か月~6ヶ月程度持続します。ただし、効果の維持は個人の生活習慣に大きく依存します。喫煙や着色しやすい食事などを続ける場合、白さの持続が難しくなります。効果を維持するためには、喫煙習慣や食生活の見直しとともに日頃のメンテナンス(歯のクリーニング)と再ホワイトニング(タッチアップ)が必要となります。
オフィスホワイトニングのメリット
☆即効性が高い:
オフィスホワイトニングは高濃度の過酸化水素を使用するため、1回の施術で効果を実感しやすいです。
☆歯科医による安心な施術:
歯科医院での施術なので、有資格者である歯科医師・衛生士が口腔内を確認しながら施術を行い、安心して任せることができます。
☆口内環境の改善と虫歯予防:
虫歯がある状態でホワイトニングをするとしみやすく、歯石や歯垢がついた歯ではホワイトニングの効果が十分に発揮されません。
歯科医院でのホワイトニングは実施前に口内環境の診察が行われ、歯石の除去も含まれるため、口の中の健康管理や虫歯予防にも大変効果的です。
☆手間が少ない:
ホームホワイトニングは白さが定着するまで2週間程ほぼ毎日2時間マウスピースを装着し続ける必要があり、さらにマウスピースのお手入れも必要です。特に忙しい方にとっては、手間と時間がご負担と鳴ることもあるでしょう。
一方オフィスホワイトニングは、歯科医院にて行う必要がありますが、施術時間は初回クリーニングが30~60分程度で、その後の薬液塗布は45-90分程度が平均です。そのためホームホワイトニングに比べるとオフィスホワイトニングは拘束時間が少なくなります。
オフィスホワイトニングは口腔内のプロによる施術であり、即効性がありながらも効果の持続や白さの調整には個人の生活習慣が影響します。施術前のカウンセリングで期待値やリスクを確認し、自身のニーズに合った方法を選ぶことが大切です。
オフィスホワイトニングのデメリット
オフィスホワイトニングには多くのメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。どの方法を選ぶかはカウンセリング時に歯科医師・衛生士に相談し、メリットデメリットの両面から検討していただくことが大切です。
△奥歯のホワイトニングは難しい:
オフィスホワイトニングでは薬剤を歯に塗布する際に、奥歯は粘膜に近くライトの光が届かないことから、施術の対象から外れることが多いです。基本的に最大本数は上下各10本・合計20本となります。※オフィスホワイトニングの施術可能本数・ご利用条件などは医院により異なります。
△人工歯や歯の健康状態によっては白くできないことがある:
オフィスホワイトニングは健康な天然歯にのみ効果を発揮します。差し歯や入れ歯、インプラントなどの人工歯は白くなりません。歯の状態によっても施術が難しい場合があります。
△色戻りの可能性:
即効性が高い分、ホームホワイトニングと比べ色戻りが早く感じられることがあります。歯の状態にもよりますが、オフィスホワイトニンングの効果は平均して3~6ヶ月程で、ホームホワイトニングの平均6ヶ月~1年に比べて短い傾向にあります。
その他、効果には個人差があること、歯がしみることなどが挙げられます。
オフィスホワイトニングの施術後の注意事項
オフィスホワイトニングの後は、以下の注意点があります。
酸の強い飲食物や食べ物の回避:
ホワイトニング剤の影響で歯の表面がデリケートになるため、施術直後は酸の強いものは避けるべきです。
色素の付きやすい食品の制限:
歯が色素沈着しやすくなるため、施術後12~48時間はタバコやコーヒー、赤ワイン、カレーなどの摂取を控えましょう。
オフィスホワイトニングの費用と相場
オフィスホワイトニングの費用相場は20,000円~50,000円程度です。医療機関のみで使用可能な薬剤や機械を使用し、歯科医師または歯科衛生士が施術します。施術にはさまざまな費用がかかり、医院や使用する薬剤によって異なります。診察料やクリーニング料金、追加での施術にかかる費用などがありますので、事前に確認が必要です。
タッチアップと定期的なメンテナンス
施術後、ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには日頃のメンテナンス (定期的な歯のクリーニング) と再ホワイトニング (タッチアップ) が必要となります。
後戻りが始まった頃に再度ホワイトニングを受けることで、継続的に歯を白く保つことができます。
まとめ
今回は、オフィスホワイトニングのメリットデメリット等をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
ホワイトニングをご検討されている方はご参考になれば幸いです!
★最後に当院のオフィスホワイトニングのご紹介をさせて頂ければと思います。
当院では従来のホワイトニング剤とは異なり、歯の脱水を起こしにくく染みにくいオパールエッセンスBOOSTを使用しています。
歯に優しく、かつホワイトニング効果もしっかり期待できる薬剤となっております。
また当院にはホワイトニングコーディネーターの資格を持ったスタッフがおります。事前のカウンセリングでご相談いただき、お一人お一人に合った方法をオーダーメイドでご提案させていただいております。
今後のオフィスホワイトニング検討材料に加えて頂ければ幸いです。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
※本記事で紹介されている効果は個人差があり、保証されているものではありません。
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ホワイトニングの流れ(https://noborito-ortho.com/column/468/)
ホワイトニング料金表(https://noborito-ortho.com/whitening/)
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監修者プロフィール
■資格・所属学会
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本矯正歯科学会認定医
■略歴
2011年 北海道大学 歯学部卒業
2013年 横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床研修医終了
2017年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科咬合機能矯正学分野 博士課程終了(歯学博士)
2019年 東京医科歯科大学歯学部附属病院 矯正歯科外来勤務 日本矯正歯科学会認定医取得
2020年 大学退局後、複数の歯科医院にて矯正治療を担当
2022年 登戸矯正歯科 開院